ゆきみらいトピックス

 

平成21年度やまがたゆきみらい大賞
受賞団体の決定について
 

1.経過について

今年度が2回目となりますが、多数のご応募をいただき感謝申し上げます。3月3日に開催した、やまがたゆきみらい推進機構運営幹事会において厳正な審査を行った結果、次の2つの団体を大賞に決定しました。
 
【大賞】 … 山ノ内雪まつり実行委員会(村山市)
【大賞】 … 一般社団法人 高畠町観光協会(高畠町)
 
また、本年の21回目で幕を閉じることになった「大井沢雪まつり」を長年にわたって実施してきたことに敬意を表して、特別賞を贈ることも同時に決定されました。
 
【特別賞】 … 大井沢雪まつり実行委員会(西川町)
 

2.受賞団体の紹介

 

 大賞「山ノ内雪まつり実行委員会」(村山市)

スノーモービル乗車体験(山ノ内雪まつり)巨大雪像すべり台(山ノ内雪まつり)売店1(山ノ内雪まつり)
 
 ○ 山ノ内雪まつり実行委員会
一段と寂しくなる冬の山ノ内地区を盛り上げようとした地区住民の思いが一丸となり雪まつりを行うようになった。市外からの来場者も多く、毎年、約500人の集客がある地元イベントとして定着している。始めて間もない頃は、山ノ内近くでさっぽろ雪まつりのために練習をしていた自衛隊も雪像作りで山ノ内雪まつりに参加していた時期があったが、現在は地元が雪像づくりを担っている。近年は山の内地区だけでなく、近くの富並地区など大高根地域全体から運営に携わる方もおり、近隣を含めた地元地域の活性化に寄与している。
少子高齢化が進む山の内地区の雪に対する取組み、思い、活動の規模には目を見張るものがある。
 
売店2(山ノ内雪まつり)雪中田植え(山ノ内雪まつり)おさいとう(山ノ内雪まつり)
闇夜を照らすスノーランタン(山ノ内雪まつり)雪灯篭街道(山ノ内雪まつり)
 ● 山ノ内雪まつり
   昭和63年から実施し、今回で21回目の開催。雪中田植えやおさいとうといった伝統文化も盛り込まれた内容。闇夜を幻想的に照らすスノーランタンや会場までの道に灯す雪灯篭街道が象徴的となっている。また、地元の食材で作るそばがきや山菜そばの露天、巨大雪像滑り台、スノーモービル乗車体験など多くのアトラクションを用意し、子どもだけでなく大人も楽しめる内容となっている。
 
 

 大賞「一般社団法人 高畠町観光協会」(高畠町)

準備(まほろば冬咲きぼたんまつり)ぼたん1(まほろば冬咲きぼたんまつり)もちつき(まほろば冬咲きぼたんまつり)
 
高畠町の観光振興を目的に設立された団体。「寒い」、「暗い」東北(山形)の冬をいかに楽しく過ごすか、という発想から、冬に開催するイベントを企画。他県で視察したものをヒントに取り入れ、「まほろば冬咲きぼたんまつり」を誕生させた。今年で9回目の開催となるが、約10日間の開催期間中、推定25,000人の集客がある。県外からの冬の誘客や地域の活性化に寄与しており、町をあげての冬のイベントとして育てあげた功績は大きい。
 
夜景1(まほろば冬咲きぼたんまつり)夜景2(まほろば冬咲きぼたんまつり)夜景3(まほろば冬咲きぼたんまつり)
ぼたん2(まほろば冬咲きぼたんまつり)バレンタインフィナーレ(まほろば冬咲きぼたんまつり)

 

 ● まほろば冬咲きぼたんまつり
   平成14年に初めて実施し、今回で9回目の開催。抑制栽培で咲かせた、春咲きの大輪の牡丹を「こも」と呼ばれるワラで編んだ雪囲いの中に飾り、雪と花とという相反するものの競合を楽しむ独創的なイベント。牡丹は、島根県からの取り寄せている。町内各会場では難しい厳寒の屋外での牡丹管理、町内の3つの造り酒屋、ワイン工場の協力を得て銘酒の宴の開催、農家からは雪下で寝かせるなどした越冬野菜の販売会など、多くの町民を巻き込んで盛り上げている。「こも」は地元のワラを使用して編み、地元高齢者の指導で編んでいる。ブドウ用の冷蔵庫を利用して地元でも牡丹の抑制栽培に挑戦したいという方も出てきた。今後は牡丹の写真展の開催なども検討されている。
 
  
 特別賞「大井沢雪まつり実行委員会」(西川町)
雪像(大井沢雪まつり) 大すべり台(大井沢雪まつり) 雪山願かけ花火大会(大井沢雪まつり)
雪中宝さがし(大井沢雪まつり)おさいとう(大井沢雪まつり)
 
 ○ 大井沢雪まつり実行委員会

 

寒河江ダムが完成した際に「ダムの上流集落は滅びる」というジンクスを破ろうと、当時の区長や地元の若者などが中心となって企画や準備を行い、平成2年に初めて開催。当時としては珍しい真冬の花火打ち上げなどを行い、当時、人口500人程の集落に3,000人が訪れたことで大きな反響を呼んだ。
現在、人口300人程の地区住民により企画運営され、しっかりとした事業計画と事後評価を行うことにより、進化しながら20年間も継続されてきた。近年では10,000人以上の観客を呼ぶ西川町の冬を代表する大イベントとして定着している。雪まつり会場では巨大な雪像が造られ、大すべり台、スノーモービルランド、雪中宝さがしなど親子で楽しめるアトラクションがあるほか、病送りやおさいとうなど地元の伝統行事や、冬しか食べられない地元名産の豆腐を使った湯豆腐の振舞いなどもある。
10年前からは、高齢化による担い手不足を解消するために大学生など集落外からの協力者を「助っ人隊」として募集し、県内外から多くの若者が駆けつけている。
平成22年の第21回の雪まつりは、大井沢の僻地医療に生涯を捧げた志田周子女医の生誕100年を記念する雪まつりとして盛大に行われたが、惜しまれながらこれを最後に終了することとなった。
 
 

3.表彰式

  平成22年3月12日に開催した、平成21年度「第4回やまがたゆきみらいシンポジウム」の席上、やまがたゆきみらい推進機構の佐藤清副会長(村山市長)から表彰状が授与されました。
 
 表彰式(ゆきみらい大賞)記念撮影(ゆきみらい大賞)
 

4.問い合わせ先

   〒995-0024 村山市楯岡笛田4−5−1
やまがたゆきみらい推進機構事務局(村山総合支庁北村山総務課内)
 電話 0237-47-8614   ファクシミリ 0237-55-5236  電子メール
 
 

 


 
 

 

 

 

 

 

 

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